「私の主人は教員で、部活動のため休日はほぼなく、もちろん家族の時間は皆無。1人で育児をしています。」
こんな投稿をTwitterで見かけた。私にとっては本当に目から鱗だった。
今まで教員として過ごしてきて、ほぼ毎日朝から晩まで学校にいて部活動に打ち込んでいる先生たちの存在は知っていた。
奥さんや子どもがいると聞いても、「へ~。理解のある家族なんだなぁ。」ぐらいにしか思っていなかった。
しかし、私自身子どもを育てる立場となり、Twitter上でのリアルな叫びを見るにつれ、どれだけ辛い思いを彼女たちが抱えているか身に染みて実感するようになった。
なぜ、自分以外の家族みんなが体調を崩しているときにそばにいてあげられないのか。
なぜ、自分の子どもの出産前後にさえ部員と過ごしているのか。なぜ、ここまで家族が犠牲にならなければいけないのか。
今まで隠れていた教員の家族の言葉に本当に申し訳なく辛い思いになった。
今、少しずつだが部活問題が周知されてきて、例えば私のような育児中の女性教員は名前だけの顧問なども許されている。
だが、本人は部活指導に熱く休日出勤も厭わない教員の家族たちはどうすればいいのだろう。
そう考えると、やはり制度の改革以外にないのだろうと思う。
たかがネット上での声かもしれない。でも私にとっては衝撃的な出会いであり、部活動に対して客観的に見直す機会となった。
部活動の問題はもはや学校や教員だけのものではないと実感した。
少しでも辛い思いをしている家族が救われるように、私はこの問題を広げていきたいし、解決のために共に手をとりたい。
コラム「知らなかった部活教員妻の存在」
— 教働コラムズ (@kyodo_columns) 2017年5月1日
なぜ、自分の子どもの出産前後にさえ部員と過ごしているのか。なぜ、ここまで家族が犠牲にならなければいけないのか。
今まで隠れていた教員の家族の言葉に本当に申し訳なく辛い思いになった。 https://t.co/LR5kxAai41
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