育休教員×復帰教員×教員志望学生 座談会 2017.5


議事内容

参加者→中学校教員2名、教員志望者

 

●Twitterについて

・最近の流れの中で、部活反対派の教員の中でも批判し合うなどの動きがあるのに驚いた。→仕方ない、というか当たり前。問題が多くの人に認知されるようになってきた証拠。

 

●現場の多忙さについて

・大卒で常勤講師をしている知り合いは担任ではないが、運動部の副顧問で、これだけでも大変そう。

・教委からきた校長は、早く帰ろう、と言い労働問題に関心はあるようだが言うだけの状態。

・正直職場でレッドシールを探す余裕もない。人のデスクをうろうろする時間があれば仕事をしたいと思ってしまう。

 

●採用について

・給特法を知ったのは最近ネットで。教員志望者に大学で教えてもしかるべきことだし、だいたいの教員が自分の給料について知らないまま教員になるのはおかしいのでは。

・大学の講義で真由子さんのブログを取り上げた教授がいた。教員の現状についての授業で、ひどい現状を世間に訴えている人もいる、という流れで。他の授業は印象が薄いがとてもよく覚えている。

・採用試験で、指導できる部活の欄がでかでかとある。書くということは採用の判断材料になるということだから嘘でも書かないといけないのか…。

・教科指導がしたくてそのために勉強していて、教員になったら給料のほとんどは教科指導の対価だという認識だったが、部活指導などに時間をとられ自分の頑張りたい教科指導がないがしろにされているという現状をネットで知った。

・教員養成学部以外だと教員免許とるための授業が多く大変。途中で辞めた友達も多い。

・大卒の4月から研修もないまま、他の先生と同じように担任、授業を求められる。

 

●初任や講師の負担について

・初任や講師の担任はほぼいない。↔初任や講師の担任当たり前。地域差がすごい。

 

●生活指導について

・服装、頭髪、化粧指導など、ただダメダメいうのでは意味がない。

・クラスで1人でも服装がきちんとしていないと全員の宿題チェックを行わないなど、そういうことをする教師がいまだにいる。

・国際高校に通っていたが(今話題?の)地毛証明があった。当時から、国際高校なのにという視点でも違和感があった。

 

●働き方について

・世間は教員のことを知らないが、そのことを一般の人に伝えるのがしんどい。風当たりが強いから、どうせ安定してるでしょ、どうせ退職金でるんでしょ。と言われたことがある。

・ブラックな環境にも、ずっといると麻痺してしまう。これはこれでいいのかとも思ってしまうが、次の世代の為に変えていかねば。

・とは言え教師はやりがいがある仕事。