文科省0209通知とは、平成30年2月9日付けで文部科学事務次官 戸谷一夫氏の名で発表された「学校における業務改善及び勤務時間管理等に係る取組の徹底」に関する通知の通称です。以下はその概要をまとめたもの(中教審 学校における働き方改革特別部会 資料より)
1.業務改善 2.勤務時間管理 3.意識改革
上記3点について取組の徹底が呼びかけられた通知から4か月が経過しようとしています。これらは、あなたの学校ではどのように取り組まれていますか?また、その効果を感じておられますか?現場の実態とご意見を募集しております。
Twitterアンケート結果
(アンケート期間2018年6月8日~15日、総票数545票)
皆様、アンケートへの回答と拡散のご協力をありがとうございます。
全545票のうち8%の44票が「ある」、62%の338票が「ない」と回答しました。「ある/ない」回答者のうち7割以上の方が通知の実感がないという残念な結果となりました。
一方で取組の実感を感じている方も少数ながら確実におられるということがわかりましたので、これら教委や学校単位の通知徹底成功事例を共有することができたら、改革に意欲的でない方々に対する現場教員の心強い交渉材料になるのではないでしょうか。引き続き0209通知の取り組みについて、実践やご意見を募集してまいります。
2018.6.20教働コラムズ
【学校で働く方へ】
— 教働コラムズ (@kyodo_columns) 2018年6月8日
いわゆる文科省0209通知「学校における業務改善及び勤務時間管理等に係る取組の徹底」から4ヶ月が経ちますが、皆さんの勤務校では、通知による取り組みの実感はありますか? 詳細は下記URLより教働コラムズまでお寄せください。https://t.co/gogZrJfv9h
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小学校教員 (金曜日, 31 8月 2018 22:38)
極端なことを言えば、中学校と高校は部活動改革と課外の問題が改善すれば、全てとは言わないが、それで働き方改革の半分程度は達成する。理由は、持ちコマ数が小学校よりは少ないからである。
それに対して、小学校高学年の担任を専科なしで受け持つと、週30コマになる。これは、国が新学習指導要領で時数を定めたので、ほとんど改善の余地がない。
週30コマを受け持つと、事務作業の時間が勤務時間の中では30分から40分しかない状況になる。ここでやらなければならないことがどんなことかと言えば、授業の準備、職員会議や打ち合わせ、様々な施策や企画を分担して処理、研修、必要な法定事務、行事の準備、トラブルへの対応、採点や成績業務、施設設備の安全点検、私会計の処理、外部機関や業者の担当、保護者との連絡確認をする。出張があれば業務に当てられる時間は更に圧縮される。
こういった状況のなかで、学校には年間で2000から2500の連絡·依頼文書が来る。日当たりで言えば10~20である。その中において、何らかの対応を迫られる文書は300はあると思われる。
こういった事実を、2.9通知によれば給与負担者である教育委員会において俯瞰する体制を整えるように求めているが、現時点でそういった動きは見られない。
そもそも時計の短針が一周することは過労死ラインといって言いなかで、職場の雰囲気として短針を一周させずに帰れるかといえば、それは二重の意味で難しい。
ひとつは、上記の業務を常時ミニマムでこなすとして、月50時間は超過する。これより超勤を減らすには、休憩をとらないか、授業時に子どもに自習させて事務処理成績処理をするといった対応しかない。どちらも大変に良くない対応であることは明らかである。
もうひとつは、授業の準備も含めて翌日の流れをシミュレーションするには、さらに時間が必要だということだ。理科や家庭科、体育などは実験や実習、ライン引きのような事前準備も必要になる。
工夫の余地が全くないとは言わないが、国も県も市も管理職も、働き方改革は必要と言いつつ、英語を始め多くの業務を設定し、今のところ減らそうとはしていない。国が教師の業務でないことをいくつか示してくれているが、それらも、これからは反映がなされるのかも知れないが、今のところ反映されてはいない。
まずは、こなしきれない文書の山が学校に来ていることを可視化し、それがどこから来ているのかを、県の教育委員会はチェックしてもらいたい。そのなかで、必要性の低いものを指摘し、様々な団体に学校にはそれだけの依頼文書が届いており、対応に苦慮していることをアナウンスしてほしい。また紙ベースではなく電子上で処理を完結できるように設備の充実を知事部局に進言して欲しい。
2.9文書によって学校の忙しさはあまり変わっていない。これから書かれている内容が一つづつ達成され、それでも超勤が続くのであれば人員の増加などを進めてもらえるように、エビデンスを持って財務省(と世論並びに自民党)に働きかけてほしい。
サーファー (金曜日, 15 6月 2018 14:26)
本校では以前に比べて働き方改革が進んでいる。校長や教員も働き方改革を推進しており、職員会議も定時を過ぎないように必要最低限で行われている。職員会議は少ないが、ほぼ毎日のように委員会やケース会議が行われており、教員の放課後の時間は多くが会議や生徒対応、保護者対応に追われているのが現状である。
部活動に関しては加入率が低く、活発に行われている部活は限られている。そのため、練習時間も短く、専門性を求められて困っている教員は今の所いない。半分の生徒がバイトをしている。
活発な部活動でも練習時間を短くしたり、朝練をなくしたりしている。若手教員に対しても中堅教員がアドバイスを行い、超過勤務時間を短くしている。
お金の管理は基本的に事務が行っており、部活動のお金は保護者会が行っている。
掃除については用務員さんが学校の事情をよく知っておられるので、掃除や細々した部分は毎日行ってくれている。
労働時間を長くしているのは、保護者対応である。保護者の方も仕事をしており、定時を過ぎないと電話が繋がらない。問題行動があって保護者に来てもらうにしても遅い時間になる。保護者のクレームや無理難題を突きつけられ、早期対応を迫られると、遅くまで残らざる得ない。
保護者は学校が24時間営業かと勘違いしている。その意識は私たちには変える事は難しい。
教員自身も遅くまで残るのが当たり前と思っているところもある。行事になると担任や生徒指導への負担は大きくなる。私自身は休憩時間を業務に当てて少しでも効率の良い働き方をして若手に示して行きたいと考えている。
現職校長 (金曜日, 15 6月 2018 12:07)
うちの現場の業務は決して多くはないと感じています。
例えば、学期末2週間は放課後の会合をしない。
指導案はA4いちまいまとめ、指導観は事前の授業検討会で語ればよいとする。
アンケートや相互の連絡など猥雑なものならば、共有サーバーを活用するなど。
調査報告は国や県は少なくなってきています。
町村は少ないですが、市はいまだに多いです。
放課後の会合を少なくした期間の事務処理のプランづくりは、各職員の工夫次第です。
しかし、教頭は多忙過ぎます。特に外部との関わりに関してです。
校長は、教頭が何の心配もなく年休を取ることができるように支えることです。
中学 (月曜日, 11 6月 2018 22:45)
本校の職員の昼休みは、生徒の給食〜清掃、昼休みの時間に当てられています。昼休みは当然校内見回りで、この時間に職員室にいる教員はほとんどいません。(いると管理職から苦言を呈されます。)
4月のはじめの会議で昼休みの時間が設定され、管理職から「しかし学校現場なので、このように休憩が取れないのは承知である」と言われました。
取れないことが暗黙の了解である休憩を、会議で敢えて示すのは、それをしたと委員会に報告するためなのではないかと邪推してしまいます。
昼の時間に休憩が取れないならそれはそれでかまわないので、空き時間や放課後に(できれば校外に出ても構わないような)胸を張って休める休憩時間が欲しいです。
ワッキー (月曜日, 11 6月 2018 22:21)
全く変わりません。どんどん進めていく校長もいれば、牽制する校長もおり、バラバラです。学校の特色云々ではなく、自治体で統一してほしおものです。
高校山口 (月曜日, 11 6月 2018 17:42)
何も変わらない。福岡に比べて山口はましだと言われるだけ!朝8時に朝学が始まり教員は張り付き。17時から課外。勤務時間外に強制力を持つ仕事を振られる。男は黙って働け!育児は嫁に任せろ!との無言の圧力。共働きの職員はゆるいと言われる。育児への理解は全くなし。勤務時間は何時から何時にでしたっけ?土曜日も授業がありますが、40時間の労働時間こえてますよ。
高校福岡 (月曜日, 11 6月 2018 07:07)
全く実感なし。何も削らないのに新しいこと増やしてばかり。そして福岡は朝課外。通知は多々あり報道もあったのに、うまくすり抜けて希望制とはいえ実質全員参加。課外できない教員は使えないと見なされる。育児しながらの課外は本当無理なんで。
うっみい (日曜日, 10 6月 2018 21:53)
改善なし、管理体制相変わらず、意識改革しようにも、ますます業務内容が増えて劣悪。給料は同じだが、今年度教諭人数が減り、その分の負担増。朝部活は無しだが登校指導あり、土日部活あり。
匿名 (日曜日, 10 6月 2018 21:15)
夏休み閉庁日は学校が使えないため自治体の施設で合宿をするそうです。信じられません。
夫婦で教員 (日曜日, 10 6月 2018 16:22)
現場では全く実感がありません。
何の効果もありません。
まだ夏休みの閉庁日についての話もありません。
木田 敦之 (土曜日, 09 6月 2018 17:28)
現場レベルでは実感がありません。
夏休み(お盆期間)に閉庁日を設けるといいつつ、休日ではなく有給消化での対応とするとか、学校納入金を引き続き学校現場で管理させつつ、そのプロセスを公金並みに厳格化するなど、市教委レベルではむしろ多忙化を増す措置が取られつつあります。(閉庁日を増やせば開庁日の勤務時間と持ち帰り仕事が増えるだけです)
業務そのものを削減する気がないという気がして仕方ありません。
たろすけ (土曜日, 09 6月 2018 08:52)
学年主任会議で確認しましたが、
学校徴収金の教員扱いについては、
校長「そうなればいいねー」の一言のみ。
部活については、
校長「何でも杓子定規で考えてたら教育できるかっ!」
他学年主任(運動部顧問)「中体連に言え!一日中試合あるのに、慣れてなかったら倒れてしまうで!」
と言って、軽くあしらわれて終了です。
罰則のないルールは、もはやルールではありません。(但し校則は除く)
近畿の教員 (土曜日, 09 6月 2018 07:54)
Kさんとほぼ同じです。
帰りましょう、とは言われるけど仕事量は同じ。
勤怠管理もExcelに自分で記入して、出さなくても何も言われません。
ただ、部活動ガイドラインについては県から出たこともあってまぁまぁ守れています。
K (土曜日, 09 6月 2018 00:13)
「早く帰りましょう」と言われるだけで、業務内容が見直される訳でもなく、部活動ガイドラインさえ守られていない。