・4月の残業が100時間を超過した。 計算上は土日を入れないので80だったけど、自分なりに入れてみると確実に100を越える。
・うちの自治体はエクセルで勤務時間を入力するが、土日は入力自体ができない仕様になっている。
・うちの自治体は複数の組合がある。日教組99%で 私が加入しているほうは1%。ただし4月当初に辞令交付の会場外で「あなたは部活どうします?」のチラシを配ったのも私の方の組合です。
・夫が高校教員。6年目に顧問と担任2順目、保護者トラブルで体調を崩した。夫は野球部監督になりたくて教員になった。監督としての理想像がある。それでも、子供ができて、やっぱりおかしいと感じ始めている。部活も見たいが、家族と過ごしたい、と考え始めてくれている。
・最初は会社勤め。教員をやりたいと転職した。この仕事は好きだけど、部活が引っ掛かる。自分は中学美術、高校ソフトボールだったが、高校は顧問が来なくて自由にやっていた。ところが自分が教員として現場に来てみるとやたら指導を求められる。そして 結婚して子育てするようになり、
妻が大変にしているのを見て、部活どころではないと思った。土日自宅にいて子育てすると、部活の3倍ぐらい疲れる。子供が生まれる前は月1休めるかどうかだった。子供が生まれると、管理職に交渉し活動の少ない部に移して貰った。中体連の大会以外は別顧問に任せ、土日休む。
・なんで運動部持たないの?という周囲からの気配を感じることはある。部活後5時に職員室に帰ってくると、管理職と高齢の教員と自分だけしかいない。勤務校は全員強制入部。外部クラブ加入の子は福祉部。でも名ばかりで学校外周走っている。
・教員としての勤務が始まる一月前に、これからの現状の記録をとっていくためにTwitterを始めた。今年2年目。去年、採用決定後の3月1日に校長から電話があり、面接にいった。自分は教員になる前から部活はおかしいと思っていた。休みのないは部活はおかしい。自分が教員になったらそれを言える人になりたいと思った。体力的にも強いわけではないし。ちゃんと休んで授業もきっちりな教員になりたいと思った。
・新任前面談で「部活なにやる? 教員は残業手当でないけど調整額が残業代としてあるからね」という校長に、嘘ついていると思った。調整額の仕組みは自分なりに調べて知っていたからだ。それで1年目からこの校長に不信感をもって過ごした。校長には「部活では生徒と一緒になってがんばるものだ、調整額が残業代として出るから」と言われ「調整額は残業代とは違いますよ」と言った。言い返されはしなかったが。
・土日大会があると月曜はくたくた。授業準備もしたいし、英語は特に時間がかかる。そこを手を抜くとなんのために教師になったかわからなくなる。他の仕事もするとなると授業準備は休日か、平日帰宅してから。
・教員になって、朝練あり、午後練習ありで来た。最初の担当の球技部は、審判をするともけっこう走らないといけなかった。その後別の部へ。ここは神、カリスマ顧問のもとでサブをしていて、そのあとの三つ目の部では主顧問に。朝練はやっていなかったが、教頭から職員室で怒鳴られ、命令されて朝練をするようになった。その頃、なぜこんな苦しいのか、自分の要領の悪さか?と自問自答し、いや苦しみの原因は部活しかないと確信した。2年半前、今の組合を知って入った。それでもすぐには部活に関して動かなかった。真由子さんブログをきっかけに、こういうことができる、と実践し文化部の第3顧問になった。活動は勤務時間内と主張して、実施した。昨年度は部活に年2回参加しただけ。3月の会合に出てみて、顧問名簿に名前が載ることもおかしいと感じ、顧問から完全に外れた。完全拒否達成。実質と本当の違いがこれだけあるとは思わなかった。完全でないと顧問拒否とは言えない。個人では難しい。戦う組合があるからできた。
・職場にレッドシールを貼っている人をもう一人発見したのだ。最近では部活動問題を中核に据えた専門の組合が必要と思う。
・小学校中学校高校とひとつの球技をしていた。最初は10年間、別の県で講師をしていた。普通科全日や、夜間中学を歴任。その後今の県の採用に受かり、持たされたのは自分がやっていた球技。初任の頃の超過勤務時間は月間200を越えた。平均で150ぐらい。それが一年半続き、そこで今の組合に入った。組合にはいってすぐ楽にはならないが、別地区の仲間に出会い、顧問拒否しようという話になった。最初は難しいと思ったが、やらんと部活問題変わらんぞ、やることが正義だと立ち上がり、2014年度末、校長面談で顧問はやらんぞといって、15年度は新設の文化部を担当した。
・いま過去の勤務記録をまとめている。球技部時代は月150時間超過。文化部担当だと65時間に減った。2016年度に異動して小さな学校へ。顧問拒否をしようとしたところ、4月1日アンケート「希望しない」欄があって、そこに○をつけたら持たずにすんだ。それでも40時間超過勤務しているが。組合との出会いがなければ教師やめていたか、人間やめていたか、だったろう。いまは違う景色が見えている。とはいえ、勤務校で「希望しない」に○つける勇気を持っていたのは自分だけ。いま行った学校にそういい選択肢があったのでよかった。同じように部活を見てない人は他校でも1人、2人。現勤務校はブカツブカツの学校ではなく、職員も早く帰る。
・小学校勤務。講師4年の後、今年が本採用の初任。自分の自治体はどこにいっても部活がある。謎と思ったのは、講師の時だった。担任もやらされる。それもなんの研修もなしにやらされる。これを機に学校のことを調べ始めた。引っ掛かったのは朝の週番。教職調整額に含まれるのか? おかしいと思ってツイートしたら反応が多かった。そこから部活問題にたどり着いた。小学校はフル授業で部活やって、7時頃から教材研究。これはおかしいぞとますます思った。正規採用になって、校長から「部活をばりばりやるんだね?」と言われ「一年目は辞退します」これに対し「君のいっていることは正しいが、そうもいかない」と。結局拒否はできず、名前だけということで、副だがある球技部になった。救いは主顧問が、「あなたはレッドシールを貼っているね。実は私もそっち派だから、活動を縮小しよう」という話になった。現状は縮小にはどういった働きかけをすればできるか、実験的にツイートしている。
・4年目。自分も生徒時代、部活をそんなにやっていなかったので、こんなに現場の部活が盛り上がると知らなかった。そもそも朝練にいかねばならないと知らず、あとから言われてびっくり。
・職場の複数の教員が倒れた。炎天下で部活をしていたことが原因と言われるがわかならい。部活はおかしいと思う。いまは地域的に盛んな競技を担当している。その活動を縮小しようとしたら保護者からクレームが来た。その保護者も同室する校長室であなたはやる気ないのか?と問われて、ないと答えようとして止められた。さらに、どうして顧問なんかやってるの? と聞かれ、わかりませんと答えた。生徒たちからもクレーム「もっとやれ」と。でもそのくせ練習はサボっている。親が生徒たちの後ろに回って自分のことをいろいろ言っているのだろう。いまは週3回朝練がある。外部コーチはいるが気まぐれに出入りして、これも困る。校外の練習施設にいくとなると親が送迎をめんどうくさいからと、子供をどうしていいのか?とまたクレームを入れられ、それに対して、考えるのはあんた(保護者)でしょ、と言おうとしてまた管理職に止められた。管理職も大変だろうなとも思ったが。3年生には、部活さえしていれば高校に行けるわけではないと言ったら、今度は教頭に止められた。教員の数が減るのに仕事変わらない。精神疾患で休んでいる教員もいる。女性が多いので、部活の負担が男性にいくと男性教諭からも文句。今自分は校務も5~6掛け持っている。競技は教えられない。子供と一緒に基礎からやっている。審判長をすることもある。
・ある球技の顧問のとき審判服を買え、と言われ拒否。もう一人の先生は買って、結果自分は目をつけられた。
・今の競技でも当初用具は一切買わなかったが、審判講習会に参加するよう、それも一週間前に校長から言われた。その講習会に必要だから、と全部で9万円ほどかかる用具の購入を勧められた。それでお金出してくださいと返したところ、「子供のためならお金出すけど、それは自分で買え」と言われた。結局セットのうち一番高額なものは買わず、それでも4万円ほどは自費購入して行った。
・現在部員50人。ただし積極的に入った子ばかりでなく、運動部の中で一番楽だからと、部活全入の中で消極的選択した生徒も多い。
・昨年度末に校長に申し入れたら、副顧問になったが、主顧問はあまり仕事できない人。学校の練習環境は人数に比して非常に少ない。待ち時間にひまだからけんかになる。練習でけがもする。それで管理職に、大会引率は無理だ、行くなら管理職が行ってと言った。答えは「管理職命令と思っていきなさい」そして当日案の定子供がけんかして、その対応に追われて自分は審判の仕事もできなかった。
・部活関連の自腹は? →本を買う、シューズを買う。審判講習会費1500円。担当部活が変わるとシューズも買い換える必要がある。
・勤務校のある運動部には規約があり、部費は選手2万、マネージャー1万、「投資」するから保護者も過熱する。保護者は試合でお茶くみなどに
駆り出される。集めたお金は遠征の弁当代のほか、審判の謝礼として。ほか、積み立ててマシンを買うとかする。それで足りないともっと取る。そして保護者は、熱心にやっているんだから子供もうまくなるはずだ、という思い込みから指導などにクレームを入れる。
・今担当している運動部は保護者がうるさくないので、助かる。そもそもこの部は部活やらない人、定時で帰る人のポスト。部員がどんどんやめていった部。それでも部員の用具等の負担は4万を越える。顧問も指導者資格が必須なので、そこは自費になる。
・部活さえやっていれば他の仕事をやらなくていいという風潮がある。
・勤務校では教務主任だけは部活を持たなくていいことになっている。
・大会以外は土日の練習や試合は入れない。その間も管理職、教務主任は土日もいる。大会の時、6時半に学校にいくといる。17時半に戻るとまだいる。
·県では運動部顧問以上に教頭がかわいそう。一番長くいる。校長は社長出勤なのに。ただし教頭は数年がんばれば校長になれるが。
・自分の勤務校は管理職も5時に帰る。
・小学校でも部活をやる意味はあるのか?
・勤務地域では小学校のある球技部は土日はクラブチーム。学校の同じ先生が平日も合わせて教える(=週7)。通達が出て(出てない学校もあり)週3日、一日1.5時間程度以内というよくわからないいい方。うちはそれを守っているが、珍しいほう。他校や前任校は普通に平日週5やっている。
・うちの県では退職校長があちこちに指導のように顔を出している。
・勤務地域では、小学校では多くのスポーツを体験する、楽しむ。そして中学は技術向上の過程で成長する、のように定義されている。
・通達があっても守るところ、守らないところある。通達を握りつぶす、通す自治体、あるいは校長と様々だ。
・Kaoru先生の投稿がなぜあれだけリツイート されたか考える。客観的事実を数字を添えて書いたところに迫力があったからでは。
・午前0時を越えたときに、警備に連絡。さらに仕事し午前1時に帰る。朝練があるので学校に戻るのは6時すぎ。
・県の研究校だと午前1時から会議とか。中学校は特にそれが盛ん
・(すべてにおいて)管理職は丸投げして責任とらない。
・顧問が部活を縮小しようとすると、保護者から責められるから管理職は現場になるべくやらせたい。
・全員入部を強制するから、ある文化部では用具が3人分しかないのに35人が所属なんていうことがある。ちなみに35人が入れる部室もない。受け入れ体制が全く整えないのだから、全員入部なんてしちゃいけない。
・活動を2分割したらどうか→一斉下校するから 6時 まではやるように言われた。
・5時に終わったから早く帰ろうとしたら6時一斉下校だというので、校長にそれは命令ですか?と食い下がったら、帰っていいことになった。
・小学校では5時半完全下校だが、6時間授業だと部活は1時間か2時間しかとれない。あるときある部が大会に備えて6時までやりたいといったら、他の部も6時に変わった。これが正式ではなく、知らないところで決まっていた。なぜ? と聞いたら最初の部が言ったからだと。
・毎日職員がならんで一斉下校を見送る慣習がある。退勤時間以降の6時にだ。勤務時間という概念がない。
・生徒の自由権を考えたら、6時まで拘束する権限はないだろう。定時で帰って好きなことをしたい生徒が拘束されるのおかしい。
・部活動指導員導入には、子供の負担が欠落している。
・教員の2交代制という話がTwitter上でが出たが、教員の労働が軽減されても、生徒は救われないから、反対である。ただ、これは全員強制入部としているから問題なのであって、任意ならば問題はない。
・強制がいけないのであって、任意ならいい。勤務校でそれをいったら、ある球技部顧問が、部員が集まらない、と反論した。自由にしても7割で収まるはずだから、それはうそだ。
・大人(教員)自身の人権は守れる。しかし子供の人権は大人が考えないといけない。それで全入に関する教員アンケートを実施したところ、3分の2以上が強制を継続するように求めていた。
・職場で長時間労働やブラック部活が「異常」だと認知されるように、声をあげつつけて、当たり前にしていくことが大切。
・私は「申し訳ない搾取」と言っている。一方(部活)をとるともう一方(それ以外)がとれない。顧問をもたないことを、なぜか「申し訳ない」と思わされる風潮がある。
・家族にも学校(部活)にも申し訳ないと思っている状態、制度がおかしい。
・特定の運動部員が授業中に寝ていても起こせない空気。
・休憩時間はあるけど、休めない実態。
・うちでは休憩は3時45分から4時30分。でも3時45分から部活が始まるので意味がない。便宜上そこに「休憩」を置いているだけ。。
・自分は通常授業期間に休憩時間がないと思っていた。長期休業のみよ措置と思っていた。
・こういう違法について、誰も説明しない。うちは昼休みは廊下で立番になる。
・教員は12時30分から13時15分が休みと言われたが、授業が12時50分まである。
・英語圏へ短期留学したことがあるが、向こうの学校は、生徒が学校の敷地内には入れても、授業開始まで教室のロックが開かない。建物外で待機している。教員は、その生徒の面倒を見る訳でもない。また授業でも教員は移動しない。生徒が教員に合わせるものだ、という割りきりを感じた。
・我々が割りきるべき。同調圧力を忖度しすぎる。
・日本が明治維新の頃、対外国で中央の危機感で急激に制度を進めた。その中に教育もあった。トップダウンでやってうまく浸透しなかった。庶民におもねるために授業料無償か、そこに加えて生活と農業を一緒にする文化に学校を合わせる。生活の場である、家族のようなものだという考えで、小中高をつくった。それで学校が子供の生活すべてを抱え込むという体質を作る。教育に対する要求が高まる。それで大変。少子高齢化で親も大変。生産性を維持するために学校に教育を丸投げしたい、教員もそれは耐えかねる。
・週休2日も子供を地域をかえすだったのに、結局部活で埋めただけ。
・初任のときに、教科の勉強をしたいから部活したくない、と配置された部活の主顧問にいったら「は?」だった。これでその人から睨まれ、仕事の必要な話さえ教えてもらえなくなった。
・うちの県では小中間の異動ある。その関係で校長から小学校免許の取得を言われ、断ったら勝手に申し込まれた。
・ある自治体は小4から土日も部活。中学は職員室が不夜城。研究やっても当たり前。初任研から違う。
・複数の自治体で新任のレポートが手書きを求められる。
・同じ県内でも、地域ごとのローカルルールがある。異動にしても、あそこに行きたい、あそこは避けたい、というのがある。
・管理職がある運動部顧問に「車を買いなさい」という。荷物運びに適した車種まで言われたそうだ。さらには主顧問が「ユニフォーム買っといたよ」などと言ってくる。
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