夫は、中学校教員で運動部の顧問をしています。平日は21時頃帰宅。ヘトヘトになって帰ってきて夜ご飯を食べてすぐに寝てしまいます。土日ももちろん部活で、半日部活でも平日に溜まった仕事をこなすため平日と同じくらい学校に残って仕事をします。たまに部活が土日のどちらかで休みになるのですが、そういったときは審判等で結局家にはいません。
4月は1日たりとも夫に休みはありませんでした。
夫婦の会話なんて事務連絡できたらいいくらいです。だってそんな時間ないのですから。
妻の私はというと、現在臨月の妊婦です。練習試合での遠征中に産まれる可能性だってあります。 主人は今月は休みは1日のみで、それ以外はすべて部活の遠征、練習試合です。部活などなければ土日は立会いには絶好の機会なのに、自分の子どもの出産前後さえ部員と過ごす可能性がある。この状況に悲しくなってしまいます。
しかし夫1人の判断で勝手に部活を休みにできないのでしょう。「同じ学校の他の運動部はやっている」「休んでいる間に練習している他の学校に先を越される」学校現場には、そういった同調圧力が少なからずあると思います。
夫は子どもが大好きで、いい父親になると思います。しかし、部活による拘束でこれから産まれるの子どもの話を夫婦でしたいのにできない。ベビー用品も一緒に見に行く時間もありません。4ヶ月前から何度も参加するチャンスがあった両親学級も、部活の大会、審判等により結局参加できませんでした。
これから産まれる子どものことを考えると楽しみであると同時に、このような状況に大変不安を覚えます。
夫も心身ともに疲弊し、私も精神的に不安定です。
青少年の教育に関わる教員が、自分の子育てに関われないなんておかしいです。
せめて毎週土日どちらかでも必ず1日休みを決まりとして、育児に関わる機会が欲しいです。同調圧力をなくすには、全国的な取り決めが必要だと思います。
夫を家庭に返して欲しい。私以外にもそんな思いをされている教員の家族の方がいるはずです。教員も、教員の家族も幸せに、当たり前に過ごすために、この声を上げ続け、部活問題を解決していきたいです。
コラム「運動部顧問の妻として出産前に思うこと」
— 教働コラムズ (@kyodo_columns) 2017年5月3日
青少年の教育に関わる教員が、自分の子育てに関われないなんておかしいです。
せめて毎週土日どちらかでも必ず1日休みを決まりとして、育児に関わる機会が欲しいです。https://t.co/8IxV5J1dPN
column「As a Wife of School Sport Club Instructor --Before Giving Birth--」 https://t.co/L1LQ9pq4Iq
— 教働コラムズ (@kyodo_columns) 2017年5月15日
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