教員にもプライベートな時間を

 

りさ

(茨城 30代 公立高校 教諭)


 

 

小学生の頃から学校の先生になるのが夢でした。

 

たくさんの尊敬する先生方に出会い、大学を卒業してすぐに私立の中高一貫校で働き始めました。生徒は可愛く、やりがいはありましたが、朝は7時過ぎから帰りは9時過ぎまで、そして、土曜日も学校へ。自分のプライベートな時間はなくなりました。毎日毎日次から次へと、やらなければならないことは押し寄せ、それでも、何とか仕事一筋でやってきました。

 

しかし、自分の将来を考えると、経済的にも不安があり、公立学校の教員採用試験を受け、合格しました。夫も公立中学校で働いています。土日や祝日も丸1日休みということは珍しく、部活があり、親子で遠出はできません。私は幸い、現在は職場環境に恵まれ、出来るだけ早く帰り、息子を保育園に迎えに行けていますが、教員をしている友人の話を聞くと、本当に皆、大変な思いで仕事をしています。勤務時間などあってないようなものです。教員は1日中仕事をして当たり前と考えている方が多いのではないかというほど、仕事量が多いです。学校で働いている先生方の意識も変えていかなけばならないと考えています。

 

教員が心に余裕を持って、生徒に接して、より良い教育環境が整うよう、労働環境の改善を求めます。

まずは、部活動から。教員は部活を指導して当たり前、部活が生徒指導上の重要な役割を担うという考え方を無くしていくべきだと思います。教員は教科指導、学級経営に力を入れていくべきだと思います。