中学校の部活動や顧問の先生の労働状態について、やっと世間の目が向き始めたようですね。
でも、その目が小学校まで向いてくれるのはいつでしょうか?
実は小学校にも部活動があるんです。
もちろん「部活動」とは名乗れませんので「少年団活動」と名前を変えています。
名前を変えていますので、顧問(担当)の労働状態も中学校のそれとは大きく変わっています。
中学校の顧問の先生には申し訳ないのですが、何だかんだ言っても部活動の顧問をされると手当が支給されますよね。
しかし、小学校のそれは、学校教育活動とは異なる外部の団体なので、手当ては支給されません。
つまり、無給のボランティアです。なのに、たぶん顧問としての業務(学校外のことだから業務とは言わないのかも)は
中学校の部活動顧問の先生方と大差ないようです。(実際に中学校の部活の顧問をしたことはないので推測ですが)
さらに、少年団の活動は普通に勤務時間内から始まります。
理解のある同僚なら「ホントご苦労様です」とねぎらいのひとことがかけられたりしますが
あまり、事情に詳しくない方からは「何で勤務時間中に子どもと遊んでいるわけ?」なんて陰口があったり・・・
少年団の顧問に好きでなった人はいいのですが、
場合によっては私のように異動の時に「次の学校で野球少年団の顧問よろしくね」と異動してきたのに
着任すると「サッカー少年団の顧問をお願いしますね」って・・・もちろんどっちも未経験です。
でも、断れずにというか、いつのまにか異動条件にそれが入っていることになり断れない状況になっていました。
終いには、サッカー人事とか野球人事なんてのが囁かれ
スポーツ系ならある程度の年齢になると断れるのですが、そうでないのが文化系というかずばり音楽系
金管楽器は何かとお金がかかるので、そのお金を工面するためにバザーをしたり物販したりという企画も顧問の先生なら
その年の予算の計画から会計・決算はては、移動時に楽器を運んでくれる保護者の車の配車依頼も顧問の先生が全て1人で
場合によってはそれを新卒の音楽専攻の先生に全て丸投げしている。という少年団(吹奏楽)を見たことがあります。
さらに、辛いのはその吹奏楽人事がその後一生ついて回るということと、受賞結果もその先生の功績として付いていくということです。
上位入賞なら良いのでしょうが、顧問が替わったので今年は銀賞でしたとか、2位の金賞でしたとちょっとでも下がると
それ全て顧問の責任となり、しかもそれが次の学校にもその次の学校にもついて回るのです。
学校外の団体の事なのに!
今の時代はさらに情報化なので、保護者のラインのネットワークで校区外の情報もあっと言う間に伝わると言うから
ホント、少年団の顧問からハズレてよかったと胸をなで下ろしている次第です。
コラム「小学校の部活動?」
— 教働コラムズ (@kyodo_columns) 2017年8月8日
小学校の顧問は、学校教育活動とは異なる外部の団体なので、手当ては支給されません。つまり、無給のボランティアです。なのに、たぶん顧問としての業務は中学校の部活動顧問の先生方と大差ないようです。
! https://t.co/4tkI2GKiaP
メディアの方へ
For the press or journalists
当サイトの全ての内容は引用可能です。ご利用の場合は お問合せフォーム または下記メールアドレスまでご一報ください。
We will offer every content in our site to you for publishing on your media. If you would like to cite our contents, please notify us in advance by Contact Us or the following e-mail address.
教働コラムズ
KYODO columns