30年以上部活動顧問はしていません。年度初めの会議では、ずっと拒否宣言をしてきました。
部活動が教員の負担になっている最大の原因は、教員自身が「部活動顧問を断らなかった」からです。
もし、校長から顧問を引き受けるように言われても「職務命令なら勤務時間内しかしません。土日の練習や大会引率はしません。」と断言すればいいのです。校長は立場上、勤務時間外の指導を命ずることができません。しかし、現実の部活動の活動時間や生徒・保護者の希望などを考慮すると、それ以上説得しても無駄だと判断します。もし、「わかった、勤務時間だけでいい。」と校長が妥協すれば、その後の生徒・保護者からの不満が、校長に向くことが想像できるからです。
校長も「いろいろ当たったが、顧問のなり手がない以上、実施はむつかしい。」という理由で廃部宣告ができるのです。校長も案外、断ってくれることを望んでいるかもしれません。
部活動顧問をしたくない教員が、「サブや副顧問なら、できる範囲でお手伝いします。」などと、返事をすれば大変なことになります。主顧問が年度途中で降りることがありえるのです。退職、異動、休職、など何が起こるかわからないのです。安易に名前を出すと「主顧問」に昇格することがありえるのです。
コラム「ブラック化の原因は、教育行政ではなく、断らない教員自身である」
— 教働コラムズ (@kyodo_columns) 2017年7月31日
部活動が教員の負担になっている最大の原因は、教員自身が「部活動顧問を断らなかった」からです。
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