私の夫は私立高校の理科教員で、昨年度の1年間はサッカー部の副顧問でした。
夫は平日は朝練のために7時前には家を出て、帰宅は21時頃。
お風呂に入って、夕飯を食べ、ソファで寝てしまう…そんな毎日の繰り返し。
もちろん土日も練習や試合で朝から夕方まで不在。
2泊以上の遠征も年間で5回程度はあったと思います。
1ヶ月で休みが1日あるかないか、それくらいの生活でした。
年間で2連休があったのは、お盆前に一回あっただけだったと思います。
3連休ではなく、2連休です。
副顧問なので、自分の思うようなスケジュールを組めるわけでもなく、
ただ言われるがままに毎日部活に行っていました。
ちなみに夫はサッカー未経験です。
それでも自腹を切って審判講習に出向き、資格を取りました。
審判のウェアーも、練習用のジャージや靴も自腹で購入してました。
こんなに時間やお金を割いていても、
公式試合の引率のみにつく手当と年度末に部活手当が数万円。
時給にしたら100円程度だったでしょうか。
こんな生活が始まる1ヶ月前、我が家には次女が生まれました。
次女が生後2週間の頃、サッカー部の顧問になったと聞き、
赤ちゃんと上の子(当時3歳)との生活の事を考えて泣いたのを覚えています。
案の定、夫は4月以降は先に書いたような生活で育児協力は皆無となり、私のワンマン育児が始まりました。
雨などで夫が少し早く帰ってきた日には、たまった所用を済ませ、気が付けばもう夜。
髪の毛を切るために夫に子守を頼む、そんな事をする時間もなく、
自分のための時間など後回し後回し。
実母に何度もお世話になり、なんとか一年過ごしましたが、
部活や夫への不満でストレスが溜まり、心の余裕もなくなり、ギリギリの状態だったと思います。
夫が子供と接する時間も本当にごく僅かで、子供達のパパへの反応もどんどん悪くなっていくばかりでした。
夫は部活も仕事の内だと言い、
どうせやらないといけないなら、生徒と一緒に楽しんでやりたい、
という意見。
休みがなくてしんどいけれど、やらないわけにはいかないから、
家族には悪い気持ちもあるけれど仕方ない、と部活に行っていました。
そんな夫を応援しないといけなかったのかもしれませんが、
快く送り出す事は私にはできませんでした。
夫はきっと良い先生なのだと思います。
けれど、良い父親ではありませんでした。
過度な部活動は教員のプライベートを奪います。
毎日部活に来てくれる『良い先生』にも家族があります。
自分の子供と過ごす時間よりも、部員と過ごす時間の方が長いって、おかしくありませんか?
私達と同じような思いをする家族がこれ以上増えないよう、
部活動のあり方を考えていく必要があると思います。
コラム「どうか、子供達にパパを返してください」
— 教働コラムズ (@kyodo_columns) 2017年7月17日
2泊以上の遠征も年間で5回程度はあった。
1ヶ月で休みが1日あるかないか、それくらいの生活。
年間で2連休があったのは、お盆前に一回あっただけ。
3連休ではなく、2連休です。
https://t.co/l8i6qXGq4P
コラム「どうか、子供達にパパを返してください」みんと 中部 20代 教員家族
— 教働コラムズ (@kyodo_columns) 2018年5月31日
(私立高校部活顧問)競技未経験。自腹で審判講習に出向き資格を取る。審判のウェアー、練習用ジャージ、靴も自腹。手当は公式試合の引率と年度末に部活手当が数万円。時給にしたら100円程度。
https://t.co/l8i6qXGq4P
コラム「どうか、子供達にパパを返してください」みんと 中部 20代 教員家族
— 教働コラムズ (@kyodo_columns) 2018年5月31日
次女が生後2週間の頃、サッカー部の顧問になったと聞き、赤ちゃんと上の子(当時3歳)との生活の事を考えて泣いたのを覚えています。
https://t.co/l8i6qXoPdh
コラム「どうか、子供達にパパを返してください」みんと 中部 20代 教員家族
— 教働コラムズ (@kyodo_columns) 2018年5月31日
自分の子供よりも部員と過ごす時間の方が長いって、おかしくありませんか?
私達と同じような思いをする家族がこれ以上増えないよう、部活動のあり方を考えていく必要があると思います。
https://t.co/l8i6qXGq4P
メディアの方へ
For the press or journalists
当サイトの全ての内容は引用可能です。ご利用の場合は お問合せフォーム または下記メールアドレスまでご一報ください。
We will offer every content in our site to you for publishing on your media. If you would like to cite our contents, please notify us in advance by Contact Us or the following e-mail address.
教働コラムズ
KYODO columns