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教員は、仕事を減らす工夫を

50代 中学校

 

 

教員を増やす必要はありません。今いる人員で勤務時間内でできることをすればいいのです。人を増やせば、仕事を増やすことにつながる可能性があります。

 教員自身が創造した仕事も少なくありません。計画・実行する前に、「やめる」勇気が必要です。服務上、断れるものは、はっきり断るべきです。

 

 PTA⇒「入りません。」という。同調者が増えれば、消滅する。 

 職場体験⇒受け入れ先の開拓、打ち合わせ、事前・事後指導など考えると勤務時間内では完了しない。だから、実施にないとする。

 それでも管理職が「やれ」と言ってきたら、「終業時間で終わりません。終業時間になったら帰りますので、あとは管理職で対応してください。」と言って、帰る。

 あいさつ運動・地域の夜間パトロール⇒「勤務時間外なので参加しません。」と言い切る。こう言えば、管理職や生徒指導担当者は何も言えなくなる。

 部活動顧問⇒「しません。」と断言する。それでも管理職より言われれば、「わかりました。勤務時間内のみ指導します。当然、土日の中体連試合は、引率しません。」

 学級通信⇒発行しない。保護者・生徒が言ってきたら、「時間がありません。これをやったら、授業準備ができません。不満なら、校長先生に相談してください。」

 卒アル⇒やめる。多大な手間と配慮を要する。

 校内で「英検」「漢検」など⇒実施しない。これをやると当該教科だけでなく、学校全体がそのために配慮しなくてならなくなる。

 夏休み前の部活動激励集会⇒やめる。そもそも、激励するかしないかは各自の自由。

 ワーク・プリント類⇒職員室に持ち帰らない。授業中、机間巡視をしながら、コメントし、閻魔帳に記録する。その際、未提出者を確認する。あとで、「出した、出してない」の水掛け論をふせぐため。

 生徒に「後で職員室まで」と指示⇒このような指示をしない。用があるなら、教師が教室に行き、当該生徒に直接指示する。職員室に生徒が来れば、対応した他の教員の仕事が増える。また安易に、学級担任に言づけない。授業中に極力終える。

 

 さらに、

 職場内の宴会でのプログラム・趣向⇒係は参加人数・会場だけとし、凝った準備をしない。

 お茶代・親睦会費の徴収⇒やめる。仕事(集金・発注・会計報告)を発生させない。

 

 まだまだあります。

 

 

閻魔帳:教師が受け持ちの生徒の成績や出血などを記入しておく手帳の俗称(大辞泉より引用)