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部活顧問は誰がやるか

マスダン 公立高校 

 

 

 

私は2ヶ月前にTwitterをはじめた。理由は仕事の愚痴をつぶやくため。愚痴の内容は職場にろくに仕事をしない同僚がいるということ。ずさんな学級経営、学年の協力をしない授業計画、そして部活動顧問としての仕事をしないこと。これはとある1人の教員の合わせ技一本的な要素はあるものの部活のことを含んでいたので、そんな愚痴を呟くことはなかった。なぜならTwitterには教員が部活動の顧問をすること、部活動のシステムに不満を持つ人が溢れており、そんな不満を安易につぶやこうものなら叩かれそうな雰囲気が充満していたからだ。部活のことをを除外してつぶやくこともしなかった。大事な要素であったので。

 

私は部活に対して肯定的である。様々な議論のポイントはあるもののそのポイントを一つに絞りたい。それは部活動が学校で行われその顧問が教員であることに価値があるということ。

 

Twitter上でよく言われることは、学校じゃなくても良いのでは?ということ、外部委託し競技経験者に指導してもらった方が価値があるという意見。私は絶対学校で、教員がやる、のが良いと思っているわけではない。うまく任せたり接続することができている例があるのだとすればそれは良いことだと思う。学校の教員が顧問をすることで部活が加熱し休みもなく生徒が苦しむとの意見もあるが、外部の指導者が行うことでそのようなことが起こらないと言い切れる理由がわからない。教員は教育のプロであるはずであり、競技の専門指導と他の教育とのバランスを取れる存在であるのが普通である。教員の中には熱心に専門性を学ぼうという姿勢のものも多い。もちろん例外となってしまっている教員がいる事実を忘れてはならない。外部指導者は競技の専門性は持っていても教育のプロではない。競技指導が加熱しやすいのはこちらなのではないだろうか。私はそんな危機感を抱いている。現に私の周りで外部指導員として部活動指導に参加するが生徒とそりが合わず途中で断念するケースが多い。外部指導員が指導するチームを脅威に感じたことがない。気持ちの通じている生徒教員チームの方がよっぽど脅威なのだ。これは個人的な体験によるところが大きいので、学校の部活を断念し外で良い活動をしたものには批判されるだろうがあくまでも個人の考えである。

 

中学、高校の教員は自分の専門教科と学級経営と生徒と関わる機会が意外と少ないのかもしれない。教員の本業は授業と言われるが授業のみで生徒の人間性を評価することは危険である。そうした中で生徒にとっても学校生活の大きな部分を占める部活動を通して生徒の人間性を評価してあげたい。教室で制服をきている時よりも部活をしている時の方が目が輝いている生徒は少なくない。そんな生徒の情報を教員間で共有することは重要である。逆も然りである。残念ながら生徒は教員の名前を全員覚えているわけではない。◯年生の国語の先生、◯◯部の先生というよに学年、教科、部活で教員のことを覚えている生徒も少なくない。授業はあんな感じだけど部活ではこんな感じ、と生徒の教員への評価も幅広い方が良いのではないだろうか。良い部分も悪い部分も生徒の教員への評価も正しいものとなるはずである。教員目線で述べてきたが生徒目線になっても同じこと。顧問が教員であるからこそ救われる部分もある。

 

他にも部活問題を語るポイントは多々あるが別の機会にしたい。

 

私の部活の方針

目標 県大会上位(関東出場等)

平日1日 土日どちらか1日休み

テスト前一週間 正月一週間 お盆一週間休み

合宿 県外遠征は実施せず 既存の練習時間の効率を追求するため

 

部活を肯定しているものは加熱しがちだという批判を受け提示したものである。