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過労死寸前の勤務状態

教員家族

 

 

夫は、義務教育学校の教頭をしている。

 

その勤務時間や業務内容が極めて過酷である。

まず、勤務時間。

朝は6時30分に出勤、帰ってくるのはほぼ21時を回っている。

そして、土日や長期休業中もゆっくり休めたことがない。

残業時間は、毎月140時間を軽く超えている。

 

次に業務内容。授業はもちろんのこと、校舎の管理、

山のようにある書類の処理や点検から、校内に出たアブの退治まで、多岐にわたる。

自分の業務だけでも大変なのに、その日お休みの先生がいたら代教に行く、

長期休職した先生の学級の代理で学級担任もやる。

一体いつになれば帰ってくるのか…、22時を回ると、

学校で一人倒れているのではないかと心配する夜も度々である。

 

そして、1番負担になっているのは、休日の地域行事への参加や協力、PTA活動である。

地域の公民館や幼稚園が体育館を貸してくれ、と言われれば休日も学校に出て行く。

地域集会にも1番に駆り出される。

PTA活動では、チケット作りからPTA会計までしている。

こんなことまで教員の仕事なのか、と甚だ疑問である。

この上、非常変災時には、休日でも夜中でも学校に駆けつけなくてはならない。

こんなことは、行政できっちりやってくれと言いたい。

 

これも、地域に対しての体裁や評判を気にする歴代の校長たちが

地域や行政にいい顔をして、考えなしにどんどん仕事を引き受けてきた結果であろう。

地域も行政も保護者も、もっと自分らで子供や地域のために仕事をしてほしい。

学校は何でも屋ではない。夫にも家庭での時間や自分の時間を与えてほしい。

学校で、教頭が1番大変で弱い立場である。これではみんな尻込みするのも納得だ。

 

夫に何かあれば、間違いなく訴えるつもりである。