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教員と社会的責任と働き方について

縷々 沖縄 20代

 

 

私は教員の敵ではないし悪く言いたくもない

それを理解した上で聞いてほしい

 

日本中で今教員の働き方について議論がなされている

Twitter等を開くとそのように見える

 

この問題について考える人達の多くはこれが大きな問題に思える

 

それは正解でもあり不正解だ

 

多くの人が教員の働き方について関心を持たない

それは別に教員が特別そうではない

教員だって他の職業の人の給料や働き方について知らないし関心を持たないからだ

 

だから無神経にも自分達の教え子にも勉強をして落伍者を避けるように言うし

そうしなかった時のリスクの説明だけをして『本当に落ちぶれた時にどう立ち直るか』なんて事は微塵も考えないし教えられない

 

これ自体が実は回り回って由々しき今の教員の待遇へと招いていると考える

 

根本的解決には教員の意識改革が必要なのだ

 

具体的な教員の働き方についての改革案はいくつもある、いくつも見てきた

それが実現しないのは何故だ

 

それは世の中のかつて全ての学生だった大人が無関心と下卑の心を教育機関から教わるからだ

 

これは笑い事でもないし精神論でもない関連性のある事実だと思っている

 

今からでも普段の仕事から教員は考えるべきだ

 

あなた達の置かれている状況は確かに過酷で助けを呼びたいのもわかるし考える暇もないと思うかもしれないが心に留めておいてほしい

 

生徒に接する時に落伍者になる事自体を恐れさせる事で頑張らせようとしていないだろうか

自分自身は他の労働者について偏見を持っていないか

生まれながらにして人に価値があるという事を疑いはしていないだろうか

 

結局はこれを見た教員の意識が変わり行動が変わる事が今数多ある数多くの具体的解決策を教員自身に適用される事を早める

 

これは理想に根ざした言だ

しかし理想を知っているのといないのは大きな差だ

理想はゴールであり

そことの距離を今をもってわかっているかいないか

はたまたは目指すか目指さないかで問題の解決は天と地ほども差が出るのだ

 

今日この時の生徒への教えが明日にもあなた自身を救うのだ

落伍者を下卑するのではなく人としての当たり前の倫理観を持ち続けて行動する

それが出来なければ教員はいつまでも落伍者となり下卑され労働環境の改善はない

 

資本主義の中で大金持ちこそが成功者であり教員が大金持ちになる事は制度上ありえないからだ

 

お金持ちじゃなくても幸せに生きていける社会を願う人で有り続け

そうなれなかった人を憐れみ思いやる人でいてください