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就労意識の低い教員、労務管理しない管理職

スマイルズ 中部 40代 公立小学校  特別支援学級担任

 

 

 恐らくどこの学校にもいるであろう「就労意識の低い教員」。現在、教育現場においても働き方改革が叫ばれ、タイムカードの設置、特定の日にちや曜日に○時までに退校など、表向きの対策は進んではいる。

 しかし、勤務時間外、周りを見回した時に、果たして全員が仕事をしているのだろうか。私が出会った2人の同僚の事例をお伝えしたいと思う。

 

・50代女性

   家がネットに繋がっていない環境のため、職場のパソコンでひたすらインターネット。注意した時はやめるが、目を盗んで続行。また、スマホも触っている。最終離校者になる前に退校。

 

・50代女性

   「ちょっと用があるから」とタイムカードも押さず、管理職にも報告せず外出。新作のお菓子を買いにコンビニに行っていたとのこと。30分以上戻らず。

 

 私が大変残念なのは、こういった事実を伝えても、管理職から何ら指導が入らなかったことである。私自身が彼女らに話をしたが、ムッとするだけで非を認める姿勢はない。彼女らのような教師こそ、勤務時間で帰宅すべきである。職場の士気を削ぐ。

 

上司からの指導を苦に自殺するようなことになってはならないと、守りの姿勢を貫く管理職が多いが、就労意識の低い教員に対する指導、支援、見届けが十分にないままであれば、必ず他の職員にしわ寄せが行き、働き方改革どころではない。

「早く帰れ」と言うなら、早く帰宅できるような、真っ当な組織を作るべきだと考える。