· 

学ぶということ

出来の悪い親

 

 

 

中学高校の部活問題が、教員の間で話題になっています。

部活と授業を両立できる先生もおられるでしょう。

授業だけで精いっぱいの先生もおられるでしょう。

 

私の息子は、医者を目指してとある中高一貫校に進学しました。

父親の職業が医師である友人がたくさんいました。

OBにも医師がたくさんいました。

授業の一環として、医師の講演会もたくさんありました。

息子が6年後に出した結論は、医学部ではありませんでした。

学力ではなく、「自分には医師という職種は向いていない。」という考えのもとでした。

その選択が、私はとても誇らしかったです。

 

己を知る。

それが、学ぶことなのではないかと思います。

 

今まで出会ってきた数少ない教員の中には、暴言が多く資質がないと感じる先生・学力が低いと感じる先生もおられます。

今の先生に求められるのは、「己を知る」事ではないでしょうか。

授業が思うようにできないのはなぜでしょうか。

部活顧問が出来ないのはなぜでしょうか。

それならば、努力をしてもいいし、諦めてもいい、辞めてもいい。

生き方は自由。

 

努力をすれば、実力にもなるし自信にも繋がります。

諦めること、出来ないことを認めることは、人を受け入れること、認めることができるようになります。

辞めることは、新たな人生が始まります。

 

己を知り、完璧でないこと、弱いことを認め、同僚や生徒へも同じように完璧さを求めず弱さに寄り添える。

そんな教育現場にして欲しいです。