· 

教育現場での窃盗

公立小

 

 

 

過去に担任していた学級内で、児童の持ち物(特に文房具)が見当たらなくなることが多発していた。そのため、学級はもちろん、学年、管理職を含めた学校全体で指導、見守りを続けていた。

 

そんな中、担任自身の新しい文房具が見当たらなくなった。そそっかしい自身のことであるので、どこかで落としたと思っていたが、しばらくして、担任する児童Aの持ち物の中から、それを家で使った痕跡が見つかった。

管理職に報告し、生徒指導主任立ち会いのもと、教育相談を行った。児童Aは「買ってもらった」「友達がくれた」「落ちていた」と様々なことを話したが、最後に「先生の机から持ち帰った」と話した。

A本人が認めたため、保護者に連絡を取り、面談をして事情を説明した。

最終的にその文房具は、Aが家から持参し、担任のもとに戻ってきた。

 

 

その後、続いていた児童の物がなくなることは徐々に止んだ。しかし、なくなったもののほとんどは出てきていない。

結局、なくした本人がただなくしたのか、誰かの作為が働いていたのかは分からない。

 

教育現場における窃盗について、どのように取り扱うのが最善であるのか、日々模索している。