タカツ 関東 40代 公立小学校
最近私は、近しい教職員の方々に冗談交じりにこう言います。
「私は、非職員なんですよ。」
私は今年、男性ながら育児短時間勤務を申請しました。
昨年、我が子が小学校1年生になったのですが、夫婦ともに小学校の教職員なので、てんやわんやの毎日。そのため、しっかりと我が子と向き合えず、悲しい思いをさせてしまったことが多々ありました。
極めつけは、個人面談で学校へ行った時の事です。我が子が生活科で作った、サツマイモのつるでできたリースを見たら、なんと我が子のリースだけが何の飾りも無かったのです。他の子たちのリースはモールやスパンコールで綺麗に飾られていました。
私たち両親が、学年だよりや連絡帳をちゃんとチェックしていなかったので、材料を持っていくことができなかったからです。もともと図工が大好きな子だっただけに、本当に申し訳ないことをしてしまったと痛切に感じました。
その時の衝撃から、私は来年は「育児短時間勤務を絶対にやろう!」と固く決意しました。
今年、育児短時間勤務をとり、我が子と接する時間を増やすことができました。(それでも、毎日1~2時間程度は残業していますが・・・。)そのかいあってか、我が子は今年2年生になって、学年1人だけが選ばれる、市の図工展に出品することができました。育児短時間勤務をとって本当によかった。報われた。と思った瞬間でした。
戦時中「お国のために!」に逆らって、「自分のために・・・。」と言ったら「非国民!!」と罵られました。
私は、「(学校の)子どもたちのために!」に逆らって、「自分のために・・・。」と言ってしまいました。管理職の皆さま、カリスマ教師の皆さま、こんな教職員にあるまじきことを言ってしまった私を「非職員!!」と罵ってくださって結構です。
ただ、その後で是非気が付いて下さい。私と私のことを罵るあなた方とどちらが「非人間」的であるのかを。
コラム「非職員の勧め」タカツ 関東 40代 公立小学校
— 教働コラムズ (@kyodo_columns) 2017年12月29日
私は今年、男性ながら育児短時間勤務を申請しました。
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